新たにデザインしたグラフィカル・ユーザーインターフェイス：

MPC 2.0のGUI（グラフィカル・ユーザーインターフェイス）は、一から再設計され、洗練されたレイアウトで伝統のMPCのワークフローを強化します。サイズ可変のフェーダー、使いやすいチャンネルストリップ、専用のオーディオトラック編集ウインドウ、サイズ可変の波形表示など、MPC 2.0は、創造的で直感的な、無限の可能性を秘めたプラットフォームを提供します。

オーディオトラック：

MPC 2.0では、MPC XまたはMPC Liveのスタンドアローン・モードで最大8トラック、コンピューターで起動した際（コントローラー・モード）は最大128トラックの、高解像度オーディオトラックを装備しています。マルチトラック・レコーディング、選択可能なモニタリング・オプション（Off/On/オート）、エフェクト経由のモニタリング、パンチイン・アウト録音、レコードスタート・オプションなど、従来のバージョンからオーディオ・レコーディング機能を拡張し、音楽制作とパフォーマンスに創造性と利便性を提供します。

直感的な操作：

MPC 2.0ソフトウエアに少し触れれば、エディットやミックスにおいて、意図するまま自由に操作することができるとすぐに実感できます。ポインター、消しゴムツール、オーディション、はさみツール、フェードイン、フェードアウト、リバース、ミュート、ピッチ＆BPMアジャストなど、オーディオ編集において、直感的に操作できるツールを用意しています。ミキシングにおいては、エフェクトやインストゥルメント、ミキサーパラメーターのすべてをオートメーション化して記録することができます。ルーティングも自在に行なえ、サブミックス、FXリターン、マルチ出力プラグイン対応（最大16ステレオアウト）など、ユーザーの創造性を遮ることなくMPC上で自由にミキシングすることができます。

テンポとピッチのアジャスト：

MPC 2.0は、リアルタイムのタイムストレッチとピッチシフトの新しいアルゴリズムを搭載しました。プロジェクトのテンポやキーに合わせて、オーディオリージョンやサンプル、クリップなどの長さやピッチをリアルタイムで高品位にアジャストします。オーディオトラックのチョップしたボーカル素材やクリッププログラムのドラムループ、クロマチックサンプラーにロードされたオーケストラフレーズなど、あらゆるソースのテンポとピッチを簡単に操作できます。

パフォーマンス：

パフォーマーにとって、MPC 2.0は最強のツールとなります。MPC 2.0のX/Y FXとフレーズ・ルーパー機能、さらに新しく追加されたクリップ・プログラム・モードを組み合わせることで、直感的なクリップ・ローンチのワークフローとクリエイティビティを提供します。強化されたQ-Link機能は高い精度でのコントロールが可能になり、MPCソフトウエアはさらに強力なツールとして進化しました。

互換性：

MPC 2.0は、互換性にも優れています。WAV、MP3、AIFF、REX、SNDに対応し、すべてのMPCのサンプルやシーケンスをサポートしています。また、スタンドアローン、VST、AAX、AUのすべてのバージョンにおいて64bitに対応しています。